みんなのこだわりが素敵なおさかな作り【みやま保育園 お山のクラフト教室】

7月15日(火)に、みやま保育園の年長児さん達の3回目のお山のクラフト教室を開催しました。今回は水辺の涼しさを感じられるようなおさかな作りにチャレンジしました!

素敵なお魚ができました

素敵なお魚ができました

この日はまず最初に子ども達に、どんな魚を知っている?とお話をふってみると

「まぐろ!」「サーモン!」「イカ」というお寿司のネタのようなお魚中心に魚の名前があがってきました。身近に川があって、川遊びをする子もいる環境ですが、意外と川魚の名前はあがってきませんでした。

「アジ!」と声を上げた子のお家では、食卓によくお魚が上がっているのかな?なんて思ったり、「エビ!カニ!!」という答えからは、水の中に住んでいる生き物全般、みんなの中ではお魚に認定されているようです。

「でも、今日作るのは平らな尾びれが付いていて、すいすい~っとおよぐお魚だよ!」
というお話をして、この日のおさかな作りがスタートしました。

お魚のしっぽを削ります

まずはお魚のしっぽを削ります

やわからいヒノキでも、太い枝を削るのはなかなか大変です

まずは木の枝の端っこの「表」と「裏」をナイフで削って、平らな「尾びれ」を作っていきます。

尾びれの表面をナイフで平らに削っていくのですが、徐々に削る幅が広がってくると、力を入れないと削れなくなってきます。「そんな時は、右、左、まん中、と3回にわけて削ると良いよ」というふうにアドバイスを伝えながら、それぞれにお魚の尾びれを削っていきました。

ストン、ストンと上手に削れています

ストン、ストンと少しずつナイフのコツをつかみながら削っていきます

尾びれを削ったら、次は魚の体の長さに木の枝をノコギリでカットします。

この作業は2人1組で、枝を押さえる役。ノコギリで切る役に分かれて、協力して作業をしました。ノコギリで枝を切るときは枝が動かないようにしっかりと押さえていないと上手に切れません。
みんな、お魚を早く作りたくて気がはやっていたようで、この日は一生懸命ノコギリを挽くものの、枝が動いてしまったり、ノコギリが引っかかったりと、悪戦苦闘している姿が目立ちました。

ノコギリは協力しながら

ノコギリのカットは協力しながら

それでも、少しずつコツをつかんで自分の力で枝を切ると、今度はお魚の頭を先細りになるようにナイフで削っていきました。

とんがり型にお魚の顔を作っていきます

とんがり型にお魚の顔を作っていきます

当初は枝先の木の皮がちょっと無くなるくらいに、ちょちょっと削って「できた!」という子もいたのですが、まだ残り時間もいっぱいあったので、「おさかなさんの顔って、もう少し先っぽが細くて尖っているんじゃない?」「時間はあるから、もう少し作りこんでみたら?」と促してみると、みんな再び削り台の上にまたがって、ふたたび黙々と削り始めました。

ドリルの使い方を聞きます

ドリルの使い方を聞く様子

今度はお魚の顔もとんがり型なって、子ども達も満足するくらい削れたところで、お魚たちを輪切りにした枝の飾り台に取り付けるため、ドリルで穴あけをしました。
魚と台に穴を開けて、ボンドを塗った枝で組み立てていくと、魚が水の中を泳いでいるような形ができ上ります。
子ども達は台に取り付けた魚に、さらに削った木の皮などを貼り付けてヒレにして、嬉しそうにに思い思いの個性的なお魚を仕上げていきました。

お魚のお腹に穴を開けます

お魚のお腹に穴を開けます

穴あけも、子ども達にはまだなかなか難しい作業

穴あけも、子ども達にはまだなかなか難しい作業

飾り台に取り付け

まるで泳いでいるみたい!

お互いの魚を見ながら飾り付け

お互いの魚を見ながら飾り付け

最後まで完成させるのであれば、お魚の顔に顔を描きこむところまで進めたかったのですが、まだボンドの乾いていないお魚に色を塗ろうとすれば、せっかく取り付けた魚の体や飾り付けたヒレが落ちてしまいそう・・ということで、2時間のクラフト教室では、ひとまず飾り台に取り付けたこの形までで終了しました。

ボンドを乾かすために、並べた作品を見る子ども達と先生達。
まだお顔の無い魚たちも、とても素敵な作品だねーと、それぞれのお魚を見ながらお話をする様子は、とてもほのぼのとして、良い時間でした。

素敵なヒレのついたお魚

およぐようなお魚の姿

みんなの作ったお魚

みんなの作ったお魚たち

子ども達からは「顔を描きたい!」「早く飾りたい!」という声もあがりましたが、「作品を作るときは、待つことも大事だよ」と伝えると、みんなちょっと不満そうだけど、「しょうがないね」と納得した様子で、お片付けを始めることができました。

みんなで手分けしてお片付け

みんなで手分けしてお片付け

みんなで手分けしてお片付け

次回のお山のクラフト教室は8月28日(木)に、子ども達からのリクエストに応えて、ちょっと難しいかもしれない「独楽(こま)づくり」に挑戦します。そちらの活動も、どうぞお楽しみに!

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