かんたん?むずかしい?みやま保育園、輪切りの名ふだ作り

6月16日の月曜日に、山県市みやま保育園の年長さんが参加する、お山のクラフト教室を開催しました。

クラフト教室、まずは道具の使い方、おぼえているかな?

まずは道具の使い方、おぼえているかな?

朝、クラフト教室に集まった子ども達は楽しみにしてくれていたようで、今日作る名ふだの見本を見ると、みんなワクワクした顔になっていました。今回は2回目のクラフト教室です。まずは刃物を使うときの3つの約束から、子ども達と振り返りながら、作業の説明を始めていきました。

今回作ったのは、ゴムで腕やカバンに取り付けられる、木の輪切りを使った名ふだです。
この日使った材料は「コシアブラ」という木。直径が5㎝ほどのコシアブラの輪切りを、まずはナイフを使って木の皮を削っていきました。

木の皮をストンストンと削っていくよ

ナイフワークは慎重に慎重に

ゆっくりと

上手に削れています

ナイフを使うときはゆっくりと。
ナイフのカーブした「おなか」の部分で、木の皮をやさしくなでる様に・・と、5月の活動を思い出すように、少しずつ木を削っていきます。
コシアブラの木は、里山の木の中では、やわらかいのが特徴です。
作業の早い子は、ものの1~2分で、ぐるりと輪切りの木の皮を削ってしまいました。

なかなかナイフの位置を決めるのが難しい

ちょこちょこ削りで面を落とします

輪切りを立てると削りやすくなります

次の作業は輪切りの「面とり」です。
この作業は、輪切りのカドの部分を、肌が触れても痛く無いように、斜めに削り落とします。今度の作業は木の向きとナイフの動きがぴったし合っていないと、ナイフの刃が引っかかってしまいます。
最初はみんな、「これであってる?」「うまくけずれなーい」と悪戦苦闘。それでも、先生に手をそえてもらったり、木の向きを教えてもらうと、少しずつ面とりができてきました。

穴あけは協力しながら

ちょっと手をそえてもらいながら

よいしょ、よいしょ!

面とりが終わった輪切りに、ゴムを通す穴を手回しドリルで2ヵ所あければパーツは完成です。この作業はお友達と協力して、二人一組になって行いました。1人はドリルを回す人。もう1人は輪切りを押さえる人。2つの穴あけはなかなか大変で、途中、作業に飽きちゃうような場面もありましたが、輪切りを押さえながら下から覗き込み、ドリルがやっと裏に抜けると「穴があいたよ!」と、子ども達は大きな声で喜びあっていました。

輪切りに名前を書いて、色を付けて・・

輪切りの名ふだ、完成!

穴のあいた輪切りにゴムを通して、お名前を書いて、色を塗って、ステキな名札が完成しました!

今回の名ふだ作り、行程は少ないですが、根気よく作業しないと進まない部分もあったり、子ども達はそれぞれに試行錯誤しながら、作業に取り組んでいたようです。気持ちよく樹皮削りを進めていて、「かんたんかんたん~♪」と思ったら、今度の面取りは難しくて「あれ?上手くいかないぞ」というのも体験して。それでもやっと完成した名ふだを手にした子ども達は、みんな満足そうな表情でした。

次のクラフト教室は7月15日の予定です。今度は何を作ろうか?楽しみに待っててね!

できあがったよ!集合写真

素敵な名ふだが完成しました。

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