年が明けての1月9日、今年最初のお山のクラフト教室を開催しました。
作ったアイテムは焼きマシュマロ用の2爪フォーク。
木の枝を自分で削って作ったフォークで、焼きマシュマロを食べました!

子ども達が削った木のフォーク
今回、子ども達が削った木は「ウワミズザクラ」という木です。
サクラというと、春に咲く薄淡いピンク色の可愛い花を想像しますが、このウワミズザクラの花は、よく「試験管ブラシ」にも例えられる、ちょっと変わった形をしています。
一方で木(材)の特徴はヤマザクラなどにも似て、少し硬さはあるものの、比較的削りやすい木なので、去年の春からクラフト教室に参加している子ども達にとっても、ちょうど良い材料と思い選びました。

ウワミズザクラでフォークを作ろう!
まずは作り方を、かのちゃんから教えてもらいます。
ふと、子ども達の様子を見ると、なんだかいつもより黙って、真剣に作り方を聞き入る様子がみられました。
なんでだろう・・?と思ってしばらくすると、その理由がわかってきました。
今回は作ったフォークで「マシュマロをたき火で焼いて食べる」というのが楽しみで、いつもよりも子ども達の気合が入っていたようです。

作り方の説明を聞く子ども達

まなざしの真剣さが5割増しです
フォーク作りのポイントは、まず、枝の先端を薄く、平らに削り出すことです。
例年、これが難しくて、フォークの爪が太すぎて、マシュマロがうまく刺せない子がちょこちょこいるのです(最終的には深くブスっと無理くり差し込むことで、解決(?)していたりします)。
でも、今年は少し削り方を工夫して、木の枝を持つ左の指も使って、ナイフの背中を「ぐいっ」と押し込むような削り方も伝えてみると、みんな、なかなか良い感じにうすく削り出すことができました。



親指を使ってぐいっ!とけずります
次はフォークの「又」の部分にドリルで穴あけをします。
これは、板が薄く削れていたので、みんな大きな苦労なく、ぐり、ぐりっと穴を開けることができました。
穴があけられたら、ノコギリでフォークの「爪」の部分を作っていきます。
2人1組になって、1人が枝を押さえて、1人はノコギリを使い、慎重にゆっくりていねいに枝先を切っていきました。

穴を開ける位置は先生に印を付けてもらいます

ノコギリを使うときは協力して
最後は爪先を少しずつ、ナイフで削って形を整えていきます。
この作業が難しくて、中にはどんどんフォークの長さが短くなっていってしまう子もいました。
それでも、根気よく削っていきながら、子ども達は自分のフォークを完成させることができました。
そしてお待ちかねの焼きマシュマロタイムです。
園庭では西尾先生が焚き火をして、待っていてくれました。
子ども達は先生にマシュマロをフォークに刺してもらうと、それぞれに焚火にあぶって、おいしいマシュマロを食べていました。


マシュマロを食べ終えた子ども達は、みんな笑顔で満足そうでした。
次回は2月に、えんぴつ削りにチャレンジしましょう!
(ケガのお話・・)
今回、フォークの爪を削っているときに、子どもがナイフで手を切ってしまう場面がありました。
幸い、切り傷は浅く済んだのですが、怪我をした子はそのとき、怖くなって泣いてしまいました。
ケガの箇所は、手袋をしていた手の甲ですが、フォークの爪先という普段と違う形で、削りにくいところにナイフをあてようとしたときに、自分なりの試行錯誤のなかで、ナイフの刃を手に当ててしまったようです。
私達は活動の中で、子ども達が試行錯誤をすることは、とても大切だと考えています。
一方で、それが危険につながらないよう、考え、準備することも必要と思っています。
子ども達が迷ったときに、気軽に自分たちに声をかけてもらえる雰囲気を作ることや、事前の子ども達への言葉がけの仕方など、先生達と意見交換を行っています。
このような意見交換からのフィードバックを、今後のクラフト教室の運営に反映していきたいと思っています。
今後も、お山のクラフト教室が子ども達のチャレンジと成長の場となれるよう、私達も子ども達の姿に学びながら、より良い形での教室の運営をしていきたいと思います。

フォークの形はうさぎの耳

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