今年度もmorinosとの連携プログラムとして開催している「おとなと子どもの里山ナイフ教室」、10月は一輪挿しのフラワーポットを作りました!
関市の岐阜県百年公園の「おとなと子どもの里山ナイフ教室」
このナイフ教室は4月~11月の間、関市の岐阜県百年公園で開催しています。あと、不定期に多治見市のセラミックパークMINOでも開催することがありますが、今回のレポートは百年公園でのナイフ教室のお話です。ここのナイフ教室の特徴は、参加者みずから公園林の整備も兼ねて除伐した枝木を材料に使ってモノ作りをすることです。
4月ごろは笹をかき分けるようにして入っていった森も、今は道のように切り開かれたところもあり、少しずつ落葉が始まっている森では林床に光も差し込むようになってきました。元はうっそうとした暗くて枯れ木だらけだった場所が、月に1度の活動でも、少しずつ姿を変えていきます。この日は木の混んだ場所から間伐したウワミズザクラ、イヌツゲ、シャリンバイ(車輪梅)を材料にすることにしました。
作るアイテムは気軽に作れて月替わりします
10月のアイテムはフラワーポット。先月はキノコや動物作り、その前はフォークを作って、マシュマロを焼いて食べるプログラムを行いました。里山ナイフ教室では、毎月、月替わりの作品作りを楽しんでいます。初心者向けの講座なので、毎回初めて参加される方でも作れるような内容になっています。
フラワーポットはナイフで削り出した木の枝にドリルで穴をあけて、そこに真鍮のパイプを差し込んで完成させます。樹皮の削り方で小さなお家の形にしたり、横向きにしてしゃれた生け花飾りのように仕上げる方もいらっしゃったり。思い思いの作品作りを楽しんでもらいました。このナイフ教室はモノ作りを楽しめる場作りが目的なので、技術的な難易度を上げなくても楽しめるアイテムを考えています。
参加するスタンスはそれぞれでOKのナイフ教室
大人と子どもの里山ナイフ教室は「初心者向け」をうたっているように、ストイックさとは無縁のナイフ教室です。一方で「こんなふうに削りたいんですけどどうしたらいいですか?」とか「どんな道具を選んだら良いんですか?」とか、ナイフクラフトやナイフワークについての相談ごとには、気軽に応じることができる場所になれたら良いなーと思ってやっています。この日も「研ぎのやり方が知りたいんです」という要望に応えて、砥石を使った簡単な研ぎのレクチャーを行いました。
森に木を切りに行くのは楽しい!という方もいらっしゃれば、無心になって木を削る時間が楽しい!と思って参加して頂く方もいらっしゃいます。背中に赤ちゃんをおぶりながらナイフワークを楽しんで頂けるようなナイフ教室も、この場所・このゆるさならではの良さだと思っています。今年で2シーズン目を迎え、多様な参加者の方々に自由なスタンスで参加してもらえる場になってきたのが自慢のナイフ教室です。
次回のナイフ教室は11月4日(土)にサンタクロース作りをします。
どうぞお楽しみに!
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