ウェブサイトを作ることも木育につながる

ウェブサイト 木育のこと

木育は木を使って、何かを伝えたり感じてもらう活動だというお話をしました。

一方で、木育の活動ではあるのだけど、全く木も使わなければ森にも入らない活動もあります。例えば、このブログ(ウェブサイト)を作ることや、セラパークあそび隊!のウェブサイト作りなども自分にとっては木育活動の一環です。このウェブサイトを作るという作業はフィールドでのプログラム作りに勝るとも劣らない大事な木育活動だと思っています。そのあたりの説明をしてみましょう。

ウェブサイトを作る

情報の発信において、ウェブは今や必須

木育は人や社会に対して、働きかけをしていく活動です。主な活動の対象は人。まず人を集めることが必要です。集まってもらった人に向かって「木のおもちゃで遊びましょう!」「木を削ったらこんなに楽しいよ!」なんて働きかけるのですが、さあ、その声はどうやってかけましょうか?街中を歩いている人、誰かれなくとっ捕まえては「ちょっとお話よろしいですかー」とやるのでしょうか?

そんなわけありませんよね。通報されます。
普通に考えてチラシを配ったりコネのある場所で話をさせてもらったり。そんな草の根的にやるのがちょっと前までの方法。今であればSNSやブログなど個人で情報を発信する人が増えています。

たとえば、毎回自分で話をして人に説明をするのであれば話す回数=話す人数分の手間が必要になります。一方、自分の考えやイベントの案内をまとめたウェブサイトがあれば、あとは見る側が情報を探して調べることができます。効率の面においても、情報のぶれなさにおいても情報発信にウェブを使うのは今や必須と言えます。

まず、私は誰なのか何をしている人なのか

最近では、名刺交換をした直後にフェイスブックを調べて「ああ、こんな活動をされているんですね」というようなやり取りも普通にあります。個人であればSNS、企業や団体として動いているのであればホームページがそれにあたります。個人にしろ団体にしろ、自身のことを説明してくれるウェブサイトは相手の安心感や信用にもつながります。

初対面の人に会った時、そしてこれから始めての人に会うとき、事前に情報を得たいと考えた時、まず利用されるのがインターネット、SNSです。誤解なく相手に自身のことを知ってもらうためにウェブサイトは必ず役に立ってくれます。

活動の内容もわからずにイベント参加はできない

イベントの告知看板

木育のイベントの告知をしようとしたとき。何をするのかイメージできる情報もなく「このイベントいいから来てね!参加費は3000円だから」なんて誘い方をして、来てくれる人はどれだけいるでしょうか?まずは目に見えるイメージや確定している情報、そして過去の開催の様子や参加者の感想など、伝えるべき情報はまとめて見れるようにするのが親切というものです。

これをまた自分の口で人に説明をするのであれば話す回数=話す人数分の手間が必要になりますが、ウェブ媒体があればそんなエネルギーは不要です。さらに申し込みフォームなんかもサイトに付けてしまえば、イベントの告知から申し込み受付、名簿の作成にいたるまで、すいーっと自動的にやってもらえてしまいます。しかも無料で(有料の場合もあるけど)。

集客は全てにおけるスタート地点(木育に限らず)

自身がもともと自営業でモノを作り販売した経験から、モノを売るのであれば製品開発と同等かそれ以上に集客は重要なテーマと位置付けています。まず何かしら人を集めて伝えたい。モノを売りたいというのであれば、まず「集客の仕組み」を作る必要があります。

昨今、情報集めのツールはほぼほぼスマホ一択と言って良い状況です。であれば、スマホから情報を得られて、スマホから申し込みができる仕組みが必要です。まず、これができて初めてスタート地点に立てたと言えます。

先だって、セラパークあそび隊!の第1回目のワークショップを開催しましたが、終日、来客が途切れることはありませんでした。では、ここはそこまで集客力がある会場なのかというと、そうでもなく、普段のイベントではとても集客に苦労しているそうです。しかも、我々が当日イベントを行ったのは施設の中でもかなり奥の方のわかりにくい場所です。

そこで自分たちが事前に注力したのは、当日の内容が見ればわかるウェブサイト作りにSNSでの情報発信、ワークショップに興味のある層に向けたメール配信。それと並行して、地元でのチラシの配布や現地での案内看板の設置など、イベント開催の当日まで、集客のために動きました。そうした結果の来客状況だったと言えます。

まとめ

ウェブサイト

とかく、イベントや講座の企画を考え出すと、内容の検討ばかりに目が行くものです。もちろんそれは大事なこと。

しかし、よほど集客力のある会場やコンテンツでない限り、まず第1に必要なのは集客のための仕組みです。ウェブサイトは集客の仕組みになるとともに、企画の運営や自身の活動紹介・普及にも活用できます。昨今では比較的容易にコストもかけずにウェブサイトを作ることが可能になっています。それらを活用しつつ情報発信と活動の両輪を上手くまわしていけたら良いと思います。(自分もまだまだ試行錯誤の真っただ中です)

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